科学的根拠のある実用的スキルアップ方法 その15

意識的なペースダウン

 新しいスキルを覚えると次はもっとペースを上げたくなります。ただしそれは「いい加減さ」に繋がります。

 

 人々は正確さをおろそかにして、一時のスリルを追い求める傾向があります。だから意識的にペースを落とす必要があります。

 

 

 超スローモーションの練習は拡大鏡のような役割を果たしてくれます。ミスがはっきり認識できるのです。それはその5にある「ミスの発見と修正」に繋がり、上達に役立ちます。

 

 

 ペースを落とした練習は特にハードスキルに有効です。

 

 ゴルフ史上最も正確なフォームの持ち主といわれるベン・ホーガンは、かなりゆっくりした動きでスイングの練習を行っていました。その速度で実際にボールを打つとその「飛距離」はわずか3センチほどだったという逸話があるほどです。

 

 大切なのは、どれだけ速く出来るかではなく、どれだけゆっくりと正確に出来るかなのです。

仮眠~脳の準備のために~

 仮眠をとることは才能開発所ではごく当たり前の日常的な光景です。

 

 

 アルバート・アインシュタイン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ナポレオン・ボナパルト、ジョン・ロックフェラー、トーマス・エジソン、ウィンストン・チャーチル、ジョン・F・ケネディなど仮眠をとることを習慣にして著名人は多数います。

 

 

 仮眠は学習中の脳に好影響を与えてくれます。練習中に形成された神経回路を強化し、脳を次のセッションに向けて準備させるのに役立つからです。

 

 

 カリフォルニア大学バークレー校の研究チームの主任研究員マシューウォーカー博士は

 

「学習の前は、新しい情報の吸収に向けて脳を準備させるために睡眠をとる必要がある。ちょうどスポンジに水を吸収させる前にいったん乾かすようなものだ」

 

と語っています。

 

 

※仮眠をとる長さや時間帯によっては夜間の睡眠に影響を及ぼす場合があります。体調や個人差もありますので、個々人で自分に合った適切な仮眠方法をとって下さい。

 

 

 

その16へ続く

 

前回分は下記より

科学的根拠のある実用的スキルアップ方法 その14

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