PM2.5の飛来予測システムにて濃度の急上昇と7/3までの予測で大量の飛来が予測されています。
特に首都圏(埼玉・千葉・東京)・近畿(兵庫、大阪)・中国(岡山、広島、山口)地方では日本の環境基準値程度かそれ以上の飛来が予想される日が多くなっています。
接種後に原因不明の全身の痛みやしびれなどが報告されている子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)で副作用について身近に相談や診療が受けられる51の協力医療機関を34都道県で選定したと厚生労働省が発表しました。
上記リンク先にて施設名や窓口となる診療科、連絡先が公表されています。今後、追加の施設があれば随時更新されていくそうです。20日現在で未公表の府県は栃木、石川、静岡、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、広島、徳島、福岡。
まだ報告はないものの、栃木、石川、静岡、京都、鳥取、広島、徳島、福岡の8府県からは、具体的な医療機関名が示され、報告の手続きを行っているとの連絡を受けているそうです。
厚生労働省によると、これまで国内で同ワクチンを接種した人は約340万人で、製薬企業や医療機関から接種後の副反応報告があったのは3月末時点で2475例。このうち、617例が重篤とされています。「子宮頸がん予防ワクチンを接種した後に、気になる症状が出たときは、まずは接種医療機関など、地域の医療機関にかかっていただくようお願いいたします。」と厚生労働省のホームページには記載されていますが、より詳細な情報等が必要な方はご参考になさって下さい。
神戸市の件でも報道がありましたが、
こちらは不正請求を認めているからなのか詳細は掲載されていません。
それに対して、10/26付 北陸中日新聞では
詳細に手口が掲載されています。
簡単にいうと水増し請求なのですが、一応手口を説明すると
例)
月曜と木曜に訪問施術を行った(週2回)
請求時に、月・火・木・金曜日(週4回)訪問施術を行ったと申請する
といった行為が行われていたと思われます。
手口自体は古典的なのですが、問題なのは
①フランチャイズで全国展開している業者が行った行為である
②視覚障害者という弱い立場の人間を利用した行為である
という2点だと思います。
①はフランチャイズ本部からの指示で恒常的な水増しが行われていた可能性があること。実際「加盟店様からのお声」のページに「常に本部からの サポートを受け」という記載があります。今回、告発されているのは本部のある金沢市の治療院のようなので多分本部直営店でしょう。そのノウハウを売上に困った加盟店に伝えていた可能性は十分にあると思います。
②は別の記事にあるように、「障害者で、辞めても他に働く場所がない」という弱みにつけ込んでいた可能性があること。「国家資格について」のページで「グループ全体で視覚障害者を150人超 雇用」と実績をアピールし、日本盲人会連合の会長からの感謝状と写真を掲載していますが、社会貢献のふりをして不正行為を隠蔽して売上を上げていた可能性があります。
どちらも何年も前から耳にしていたことですが、なかなか表面化してきませんでした。全容解明は難しいでしょうが、これをきっかけに悪徳業者が少しでも減ることを願いたいと思います。
患者に施術をしたように装って、療養費を不正受給したとして、大阪府警黒山署は31日、詐欺の疑いで、同府大阪狭山市の「狭山ニュータウン鍼灸整骨院」の元経営者浜田敦(はまだあつし)容疑者(67)=和歌山市=を逮捕した。
浜田容疑者は柔道整復師で、過去に大阪府などで複数の整骨院を経営。府は7月、架空請求や水増し請求を繰り返し、計約1千万円を不正受給していたとして、浜田容疑者に保険医療の取り扱い中止命令を出した。
同署は同様の手口で不正受給を繰り返していたとみて、保険請求の実態を調べる。
逮捕容疑は2009年、患者に施術したように装い、療養費として全国健康保険協会(協会けんぽ)から約7万円を振り込ませ、だまし取った疑い。
という記事がでておりました。
近畿厚生局 平成25年7月19日付け処分では71万5887円の不当請求額となっていますが、「複数の整骨院を経営」となっているので全部合わせると一千万ほどになったんでしょうか。
詐欺の疑いで逮捕ということで、金額が大きいからかよっぽど悪質だったか。裁判までいくのかは分かりませんが、近畿厚生局の処分対象になっているのは平成20年(2008)のことで「柔道整復師としての受領委任の取扱い」を同年8月末で辞退しているにも関わらず記事では2009年(平成21年)の件で逮捕容疑となっています。
経営者としては裏で引き続き悪さしていたのかもしれませんね。
これがどの程度の抑止力になるかは分かりませんが、粛々と進めていって頂きたい。
氷山の一角でしかないのだから。
10月30日に開催された中央社会保険医療協議会総会で、「保険医療機関及び保険医療養担当規則」を改正し、保険医療機関が、患者の紹介に対し紹介料を支払うことなどの経済上の利益の提供を2014年4月から禁止することなど厚生労働省の規制強化案を大筋で了承したと報道されました。
ただし記事によると
日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏は、厚労省の案に概ね賛同を示したが、「紹介業者側も規制しないと問題は解決しない」と指摘したことに対し、
経団連社会保障委員会医療改革部会部会長代理の石山惠司氏は、患者紹介を受ける医師が拒否すればいい問題であるとして医師側の責任を追求した
などのやり取りがあったようです。
10月28日花王株式会社感性科学研究所は、体臭の成分の一つであるヘキサン酸について、約400種存在するヒトの嗅覚受容体の中から、ヘキサン酸に応答する嗅覚受容体を5つ特定することに成功し、さらに約140種類の香料成分の中から、受容体の活性化を抑制する作用のある成分を見出し、これらの香料とヘキサン酸を同時に嗅ぐことで、ヘキサン酸特有の嫌なにおいが抑えられることを確認したと発表しました。
約140種類の香料成分の中から、フローラルの香りの、「フロルヒドラール」「ブルゲオナール」「イソシクロシトラール」をそれぞれ同時に加えると、ヘキサン酸によって活性化が認められた5つの嗅覚受容体のうち4つの受容体の活性化が50%以下に抑えられることが分かり、この成果を生かして体臭を選択的に抑える消臭剤やデオドラントの開発を行っていく予定。
特定の臭いを別の臭いで抑制するっていうのは発想は、シンプルだが科学的に解明するのは大変そうですね。
どういった商品が開発されるのかはまだわからないようですが、ちょっと注目したいニュースでした。
臭いと言えば、すごい量の香水をつけておられる方が時々おられますが、自分の臭いはいい臭いかお気に入りの臭いなんでしょうから全く問題ないのでしょうが、周りの人たちがどう感じるかは気にしないんですかね?あの感覚がよく分かりません。
厚生労働省は23日、中央社会保険医療協議会の総会を開き、資料によると
①機能強化型在宅療養支援診療所・病院の要件等について
②訪問看護
③在宅医療における注射薬や衛生材料等の提供
④在宅医療における薬剤師の役割
⑤在宅歯科医療
⑥在宅医療における患者紹介等の事例
⑦在宅医療を専門に行う保険医療機関
に関して報告や提案などが行われました。
問題となっている「患者紹介ビジネス」に関しては下記のような提案が行われています。
P169下部より抜粋
保険医療機関については患者が自由に選択できるものである必要があり、また、健康保険事業の健全な運営を確保する必要があること等から、保険医療機関及び保険医療養担当規則(療養担当規則)の改正等により、保険医療機関が、患者の紹介を行うものに対して、患者の紹介を受ける対償として、紹介料等の経済上の利益を提供することを禁止してはどうか。
※資料では赤字部分がアンダーラインとなっています。
患者紹介料として診療報酬の10~20%程度を業者や施設に払うのが一般的な割合ですが、報道によると「診療報酬の70%から経費を差し引いた額」を払っていたケースもあったという記事が掲載されており正確な実態は把握出来ていないようです。
私が知る限りでも北摂地域で紹介料を払わせている施設がいくつかあるので全国で20か所なんていう調査結果は氷山の一角でしょう。
議事録がまだアップデートされていないので実際そういう話があったのかわからないが、報道では「省令を改正し、2014年度から医療機関の紹介料支払いを禁ずる方針」という記事があるのでしっかりと罰則規定を盛り込んで改正してもらいたいと思います。
富山大学大学院医学薬学研究部免疫学の村口篤教授と岸裕幸准教授、金沢大学医薬保健研究域医学系の金子周一教授、金沢大学附属病院消化器内科の水腰英四郎講師らによる研究グループが人の血液中で、がんやウイルスに感染した細胞を 特別なセンサーで見つけて殺す「キラーT細胞」から、センサー機能を備える遺伝子を短期間で大量に取得できるシステムを世界で初めて開発したと発表しました。
従来の方法では、血液中から取り出したキラーT細胞を培養し、クローン細胞を作り出すことが必要で、遺伝子を取り出すのに3ケ月の時間がかかっていました。
今回のシステムでは、村口教授らの研究グループはがんを見分けるキラーT細胞をひとつ取り出してセンサーの遺伝子を抽出し、センサーがないT細胞に組み込むことで、がんだけを狙うキラーT細胞のクローンを10日間で作ることに成功しました。
患者自身の細胞を治療に使うため副作用はなく、末期のがん患者への迅速 な治療にも役立つ可能性があるということです。ただし、作ったキラーT細胞を実際に患者の体に戻した時に悪影響が出ないかどうかなど臨床で実現するには課題が残っており、今後、臨床研究を経て、システムの実用化を目指すことになります。
臨床研究に何年かかるか分かりませんが、またひとつ有望な治療方法が発見されましたね。「がんでは死なない」なんて時代もくるのでしょうか。
文部科学省が13日、2012年度の体力・運動能力調査の結果を公表しました。
調査の概要に関しては、文部科学省 体力・運動能力調査をご覧下さい。データ等詳細に関しては文部科学省のホームページにアップされ次第こちらに追加するか別に掲載するかどちらかに致します。
65歳~79歳の高齢者のテスト結果は、男女とも前年を上回る項目が多く、65~69歳女性を除き、合計点は過去最高になったそうです。
70~74歳は2000年の65~69歳、75~79歳も2000年の70~74歳の水準に並び、70代の体力は、ここ12年で5歳ほど若返ったといえる水準となっています。
スポーツクラブへの所属率は65才以上で40%前後に昇るのに対し、体力の低下傾向のみられる20~30代の女性では20%前後となっており日常的に運動をする環境や習慣の違いが結果にも表れているのかもしれません。