10月30日に開催された中央社会保険医療協議会総会で、「保険医療機関及び保険医療養担当規則」を改正し、保険医療機関が、患者の紹介に対し紹介料を支払うことなどの経済上の利益の提供を2014年4月から禁止することなど厚生労働省の規制強化案を大筋で了承したと報道されました。
ただし記事によると
日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏は、厚労省の案に概ね賛同を示したが、「紹介業者側も規制しないと問題は解決しない」と指摘したことに対し、
経団連社会保障委員会医療改革部会部会長代理の石山惠司氏は、患者紹介を受ける医師が拒否すればいい問題であるとして医師側の責任を追求した
などのやり取りがあったようです。
まあ厚生労働省の部会なんで保険医療機関に対しての規制等しか決定は出来ないでしょうが、業者側の規制に反対する理由はなんなんでしょうねえ。
そこまで範囲が広がると自分たちが取引先などに払わせている金も規制対象になる可能性があるからですかね。「経団連」の言い分なんて言わば「強い者」の立場からです。なんぞ意図が見え隠れする気がします。
「全体的な構造の中で規制していく必要がある」
なんて意見も出ているようですから「抜け道」がないような改正にして欲しいですね。
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