医療や介護の保険や制度の見直しや改定のニュースが近頃目立ちますね。完璧な制度などこの世にはないので適宜修正するのは当たり前なのですが、以前ケアマネージャーの方とお話をしていて嘆いておられたことをふと思い出したのでここに書いておきたいと思います。
私自身、介護保険に深い専門的な知識があるわけではありませんが、一般的な概要程度の知識はありますのでそれを基に書きます。表現方法等が適切でない可能性はありますが、その点はご容赦下さい。
介護保険を利用するには市町村の「認定」を受ける必要があります。要するに介護が本当に必要かどうか。必要ならどの程度なのかを決める訳ですね。
介護が必要と判断された場合、要支援1・2要介護1~5の7段階に分けられた区分のどれかに認定され、月に受けられる介護サービスの限度額が決まります。
ここまでなら金額だけの話なので分かりやすいのですが、実際には介護度に応じて受けられるサービスにも制限があります。
少し分かりやすく書くと介護度が低くて一人で歩けるような人が、車椅子を介護保険の枠で借りようとしても無理です。
まあ判断基準としては分からんこともない範囲だと思うのですが、そういうことも含めて難癖をつけてくる人がここ数年かなり増えてきているそうです。特に本人ではなくその子供から。
介護が必要な年の親を持つ方々といえば若くても40~50代以上でしょう。それなりの社会経験や立場、地位にある可能性が高いと思うのですが、「自分たちさえよければ」とか「特別扱いしろ」というような無茶な要求をしてくるそうです。
なんかどっかで聞いたような話だなあと思って別の機会に「モンスターペアレント」と呼ばれていた人たちが年齢重ねて同じようなことを介護の分野でもしてるんですかねって話をしていたら「そうしたらモンスターチャイルドやね」と言われました。
データを取ったり明確な根拠がある訳でもないのですが、あなだち外れでもなさそうなので、その人たちが介護を受ける時になるとまた色々現場の人たちは苦労しそうですね。
それまでにいい解決方法が見つかればよいのですが。
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