効果あり?紹介状なしの初診料減点の対象拡大

 昨年度の診療報酬改定で行われた

 

・紹介状なしに受診した患者の初診料を、本来の270点(2700円)から200点(2000円)に減らす

 

・病状が安定して中小病院や開業医などに「逆紹介」したのに、紹介元の大病院を受診した再診患者の外来診療料を70点(700円)から52点(520円)に減らす

 

※いずれも減点分は「選定療養費」として患者から徴収できる

 

 今のところ対象は大学病院の本院など特定機能病院のうち、ほかの医療機関との連携が進んでいない病院などに限定されているが、見直し案では次の報酬改定では、これらの対象を許可病床数が500床以上のすべての病院に広げると報道されていた。

 

まあ一定の効果がみられたのかとソースの資料をあたってみたら、

 

平成25年度第9回入院医療等の調査・評価分科会 資料

 

P57辺りで判断すると元々対象が2件、条件をクリアすればOK

 

2件ともクリア 対象となった医療機関はなかった

 

「あれ?」

 

「えーと。何を評価して拡大することになったんだろう」

 

そもそも700円とか180円の自己負担増で抑止力になるのか?

 

ほとんど現状維持のパフォーマンス出来レースとしか思えませんなあ。

 

本気でやるならもっと大幅自己負担増にするかシステムそのものを見直すべきはず。

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