屋内の低体温症、屋外の3倍

 日本救急医学会の実態調査によると冬場重い低体温症で病院に運ばれる人は、屋外より屋内の発症が3倍も多いことが分かった。

 

 低体温症は、体の中心の体温が35度以下になった状態。体温が下がって血液の循環が鈍り、脳に回らなくなって意識を失い、死亡することもある。

 

 日本救急医学会が2010年12月からの3カ月間、全国68の医療施設に救急搬送された418人の症状を調べた。


 このうち屋内で発症したのは303人で、屋外は100人(15人は場所不明)。平均年齢は屋内73.2歳、屋外は62歳だった。入院、後遺症、死亡した割合の全てが屋内の方が屋外よりも多かった。年齢別では60歳以上が77%を占めた。

 

 脳卒中の後遺症や糖尿病などの持病を持つ方は温度感覚が鈍くなっていることがあり、屋内でも低体温症になりやすいようです。ご家族や同居人がいる方は気付いてくれるかもしれませんが、お一人の方は室温や服装に十分ご注意下さい。

 

 お年寄りの方で冷えないようにと必要以上の防寒対策をされる方もいらっしゃいますが、汗をかいたりすれば逆効果になる可能性もありますのでほどほどにして下さい。

 もし目安が必要であれば温度20度・湿度60%をひとつの指標にして、一番おられる時間が長いところに温湿度計を置かれて室内環境を整えられるとよいでしょう。

 

 また使い捨てカイロを大量に貼られる方もいらっしゃいますが、低温火傷を引き起こす可能性がありますので十分ご注意下さい。

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