サプリメントとビタミンについて

 ビタミンは人体に必要不可欠なものです。人間の体内で作られるのはビタミンDだけです。それ以外のビタミンは体外から摂取する必要があります。

 

 昔はほとんど全てを飲食物から摂取する必要があり大変だったのですが、今はサプリメントが普及して簡単に摂取することが出来るようになりました。その反面、過剰摂取に注意しなければならない場合もでてきました。

 

 「ビタミンは取れば取るほど体にいい」「ビタミンは取り過ぎても余分な分は尿と一緒に排泄される」と勘違いされている方が時々おられます。

 

 ビタミンには1日に必要な推奨量や目安量だけでなく成分によっては耐容上限量が定められています。(下図参照)

「日本人の食事摂取基準(2010年版)」より

 

ビタミンA 単位は μgRE/日

  男性 女性
  推 奨 量 耐容上限量 推 奨 量 耐容上限量
18~29(歳)
850 2700 650 2700
30~49(歳) 850 2700 700 2700
50~69(歳) 850 2700 700 2700
70以上(歳) 800 2700 650 2700

ビタミンD 単位は μg/日

  男性 女性
  目 安 量 耐容上限量 目 安 量 耐容上限量
18~29(歳) 5.5 50 5.5 50
30~49(歳) 5.5 50 5.5 50
50~69(歳) 5.5 50 5.5 50
70以上(歳) 5.5 50 5.5 50

ビタミンE 単位は mg/日

  男性 女性
  目 安 量 耐容上限量 目 安 量 耐容上限量
18~29(歳) 7.0 800 6.5 650
30~49(歳) 7.0 900 6.5 700
50~69(歳) 7.0 850 6.5 700
70以上(歳) 7.0 750 6.5 650

 耐容上限量を超えて摂取を続けるとビタミンAでは吐き気、頭痛、不眠、疲労感、食欲不振など、ビタミンDでは吐き気、便秘など、ビタミンEでは胃部不快感、下痢、便秘などの症状がでる場合があります。国内で販売されているものの用法・容量を守っていれば心配はありませんが、過剰摂取や国外の輸入品などを使用している場合は注意が必要です。

 

 もう一つの「ビタミンは取り過ぎても余分な分は尿と一緒に排泄される」にあてはまるのはビタミンCやB群など水溶性ビタミンに関してだけです。それ以外のビタミンは脂溶性なので「取り過ぎ」には注意が必要です。

 

※ビタミンB6とCに関しても近年、過剰摂取による異常症状の報告があり、いくら取っても大丈夫という認識は改めておく方がよいでしょう。

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